2012年 12月 13日 ( 1 )

マリアさんに哀悼の意を

今日は相場について書く前にこれを書かせてください。マリア・サントス・ゴロスティエタ(Maria Santos Gorrostieta)さんが亡くなった、と遅ればせながら今日知りました。11月15日だったようです。36歳でした。あまりにも若い。非常に残念です。

彼女を知らない方もこの記事を読むかも知れないので書きます。彼女は麻薬戦争真っ只中のメキシコ・ティキチェオ市の女性市長でした。麻薬カルテルとの対決を宣言し、彼女は2度襲撃され、旦那さんが殺されました。彼女自身も一命は取り止めたものの重症を負いました。消化管をやられ人工肛門もつくりました。しかし、傷だらけの体と人工肛門をマスコミの前でさらけ出し、「今後もカルテルと戦い続ける」と宣言したのです。全身、正義の塊のような人物です。鉄の意志です。傷跡をさらしての対決宣言は1年ほど前に日本でも話題になり、その記事を読んだとき「ああ、これは殺されるぞ・・・」と思ったのを覚えています。しかし彼女は、市長になった瞬間からすでに死を覚悟していたのでしょう。

翻ってわが国の政治家はどうか。信念も持たず、選挙に不利とあらばフラフラ政党を鞍替えし、公約を平気で破る。言葉があまりにも軽い。本当に情けない限りです。

マリアさんは拉致されそうになった娘の身代わりになる事を申し出て、連れ去られ、撲殺されたようです。救いの無い話です。俺は死後の世界というものを信じていません。しかしマリアさんの悲報に触れ、ああ、死後の世界があればいい、天国で夫と幸せに暮らして欲しい、強くそう願いました。そうでもなければ、あまりにむごい。終わりのない壮絶な戦いの日々を生きてきたわけです。もし神がいるならば、どうか彼女に安息をお与えください。

このような素晴らしい人物があっけなく簡単に殺されてしまうメキシコの状況に怒りを覚えますが、しかし日本人にできる事は何か、と考えても答は出てきません。あまりに遠い話なのです。麻薬は主にアメリカで売られているとの事、顧客(ジャンキー)がいる限りカルテルは潤い続け、麻薬戦争も終わらないでしょう。

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彼女を忘れないために、画像を作りました。戦いを決意したその顔には気高さ・悲壮さもあり、神々しさすらあります。どうか安らかに。どうか、どうか安らかに・・・。
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by orjp | 2012-12-13 20:09 | 日記