2014年 02月 21日 ( 1 )

尊敬するトレーダー

皆さんの中にも尊敬するトレーダーというのが各々いると思います。いつになく語りかける口調で始めるわけですが、俺の尊敬するトレーダーに炭谷道孝という人がいるんです。

日本ならB・N・Fやcis、海外ならラリーウィリアムズ、リチャードデニス、エドスィコータ・・・彼らも俺が尊敬するトレーダーですが彼らに比べると炭谷さんは知名度は高くないと思います。しかし彼は2001年に国内で初めて開催されたトレードコンテストで2位という輝かしい成績を収めた凄腕です。半年間のコンテスト期間中の収益率は667%、200万円の口座を1500万円にしたのです。

彼の売買をまとめた本が「1000%の男」です。正確には1位を取ったトレーダー・フェアリーさんとの共著です。フェアリーさんの収益率が1098%だったのでこの書名がついています。炭谷さんは総論と各論を書いていますが、その総論が素晴らしいのです。往々にして総論というのはつまらないものです。各論、つまり具体的な手法、どこで仕掛けるとかどこで損切るとかのルールにばかり注目してしまうものです。総論といえば「損切りしろ」「ルールに従え」など誰も彼も同じ事を書いているものです。

炭谷さんの総論では「弱者を叩け」という事が強調されます。損しているのは誰なのか見極め、容赦なくその弱みにつけこめ、と言います。俺が読んできたトレード関連書の総論の中で最もシビアなものです。

あとで振り返ると、何であんな値段がついたのだろうかと思うような行き過ぎの値がついています。それは追証攻めに遭い、資金の融通がつかなくなった人々の絶望の悲鳴が織り込められているのです。その裏で、バケツにおカネを流し入れ、凱旋ラッパを吹いているだれかがいるのです。

バカ息子を可愛がるように、損した玉といつまでも付き合う人は、「ほろび」に美を感じる人なのでしょうか。


一部だけ引用しましたが他にも核心的なきつい言葉が散りばめられています。買って一度読んでも読み返すトレード本というのは少ないものです。しかしこの本の炭谷さんの総論はいつ読んでも味わい深いものです。炭谷さんはトレーダーというより相場師という言葉が似合います。相場師の金言、皆さんも読んでみてください。
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by orjp | 2014-02-21 06:37 | 株とか雑談